チャーチオブクライスト ニュージーランド日本 | 大阪教会

TEL
06-6387-8178

新着情報

2026/09/27

ほっとひと息​​『もどらない』

 二年間住んだ家を引っ越すことになり、荷物をまとめています。それほど長く住んでいたわけではないので、荷物もさほどないだろうと思っていたところ、実際に荷物を詰め始めると、意外にも段ボールの山が積み上がっていきます。「こんなにも荷物があったのか」と、改めて実感するひとときでした。
さて、聖書には、自分たちの家財をすべて残して、着の身着のままで町を後にした人々が登場します。退廃した町ソドムとゴモラを、神様は燃える火と硫黄によって滅ぼされました。その際、アブラハムの甥であるロトとその家族は、御使いの導きによって町から脱出することになります。御使いはロトとその家族にこう告げました。『いのちがけで逃げなさい。うしろを振り返ってはいけない。…そうでないと滅ぼされてしまうから。』ロトは家族とともに町から逃げますが、その途中で妻が後ろを振り返ります。『主は硫黄と火を、天から、主のもとからソドムとゴモラの上に降らせられた。…ロトのうしろにいた彼の妻は、振り返ったので、塩の柱になってしまった。』なぜロトの妻は振り返ったのでしょうか。自分の住んでいた町がどうなったのか、後ろで何が起こっているのか、気になったのかもしれません。そこには、これまで暮らしてきた家や、身の回りのもの、大切にしてきた生活がありました。しかし、振り返った彼女には、厳しい結果が待っていました。
避難訓練の際によく聞く言葉に、「おはしも」があります。これは、避難の際に重要とされる「おはし」(「おさない」「はしらない」「しゃべらない」)の三つに、「もどらない」を加えたものです。もともとの「おはし」に、あえて「もどらない」が加えられたのは、それほど重要だからでしょう。地震や異常気象など災害の多い日本では、私たちもいつ災害に巻き込まれるかわかりません。避難しなければならないとき、自分の持ち物が気になって引き返そうとすれば、その行動がかえって自分の命を危険にさらすことになります。
かつてイエス・キリストは次のように言われました。『人は、たとえ全世界を手に入れても、自分のいのちを失ったら何の益があるでしょうか。』たくさんのものに囲まれて暮らしている私たちですが、時には立ち止まって、「本当に大切なものは何か」を考えてみることも必要なのではないでしょうか。
ほっとひと息 一覧はこちら
https://ccnz.jp/news/

一覧へ戻る