チャーチオブクライスト ニュージーランド日本 | 大阪教会

TEL
06-6387-8178

新着情報

2026/06/21

ほっとひと息​​『「マナ」と「マンナ」』

 先日、子どもに「マンナ」というお菓子を食べさせていました。ふとケースを見ると、「manna」と書かれています。聖書に登場する食べ物「マナ」と同じつづりだったので、何か関係があるのだろうかと思い調べてみると、興味深いことが分かりました。
森永製菓が「マンナ」の発売を開始したのは、今から一世紀近く前の1930年です。当時の社長であり、森永製菓の創業者でもあった森永太一郎はクリスチャンで、聖書の記事にちなんでこの製品を「マンナ」と名付けました。
 「マナ」は、聖書の出エジプト記に登場する食べ物です。イスラエルの民はエジプトを脱出した後、荒野で食べる物がなくなってしまいました。そのとき神様が与えられた食べ物が「マナ」でした。聖書には次のように記されています。
 『…朝になると、宿営の周り一面に露が降りた。その一面の露が消えると、見よ、荒野の面には薄く細かいもの、地に降りた霜のような細かいものがあった。イスラエルの子らはこれを見て、「これは何だろう」と言い合った。それが何なのかを知らなかったからであった。…イスラエルの家は、それをマナと名づけた。それはコエンドロの種のようで、白く、その味は蜜を入れた薄焼きパンのようであった。』
 イスラエルの民が荒野をさまよった40年間、神様は絶えずマナを与え続けられました。後に、神様の命令によってつくられた「契約の箱」の中には、十戒が刻まれた石板、アロンの杖、そしてマナの入った金の壺が納められました。マナはイスラエルの民にとって、神様との関係を象徴する特別な食べ物だったのです。その名前が、そのまま商品の名前として採用されました。
 荒野で食べ物がなくて困っているイスラエルの民、その姿は昭和恐慌のさなかにある1930年、離乳期の子どもに与える食べ物がほとんど市販されていない時代、小さな子どもに何を食べさせたらよいか悩む人々に重なるところがあります。「マンナ」という名前からはそんな人々への愛と配慮が表れているように感じます。
 発売から一世紀近くが過ぎ、時代は大きく変わりました。今では赤ちゃん向けのお菓子も色々な種類のものが市販されています。それでもなおマンナが売られ続けているのは、その名前に込められた愛と配慮が、時代を超えて多くの人々に受け入れられてきたからではないでしょうか。マンナを口いっぱいに頬張っておいしそうに食べる子どもの姿を見ていると、神様からの恵みを素直に受け取ることの大切さを、改めて教えられるのです。

ほっとひと息 一覧はこちら
https://ccnz.jp/news/

一覧へ戻る