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2025/07/06

ほっとひと息​​『本当の豊かさとは?』

 しばらく前に、南米ウルグアイの元大統領ホセ・ムヒカ氏の死去を伝える記事を読みました。ムヒカ氏は2010年から5年間大統領に就任し、在任中も公邸ではなく郊外の農村での生活を続け、その質素な暮らしぶりから「世界で最も貧しい大統領」と言われてきました。国連の環境サミットで、物質的満足ばかりを追い求める現代の大量生産、大量消費社会を厳しく批判し、本当の幸福とは「愛、人間関係、子供へのケア、友達を持つこと、そして必要最低限のものを持つこと」と訴え、人々に大きな感銘を与えました。この名スピーチは日本でも絵本やドキュメンタリー映画等で紹介されています。物を捨てるのが苦手で、不必要な物がどんどん増えていくことに常々ストレスを感じている私は、報酬の大部分を寄付に使い、徹底したミニマリストとしての生活を実践したムヒカ大統領の生き方に、とても真似できないと思いつつも惹かれるものを感じます。「貧乏な人々とは、少ししか物を持っていない人ではなく、無限の欲がありいくらあっても満足しない人のことだ。」というムヒカ大統領の言葉を読んで心に浮かんだのは、聖書の中にある『満ち足りる心を伴う敬虔こそが、大きな利益を得る道です』という一節です。私たちが本当に豊かな人生を送るための道を示して下さったお方はイエス・キリストです。ミニマリストへの道は私にはハードルが高そうですが、『どんな境遇にあっても満足すること』を教えてくれる聖書のことばを大切にしながら生活スタイルを見直していきたいと思います。
ミニマリスト:必要最低限の物で暮らすライフスタイルを実践する人のこと
 

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