私たちの教会は、今年の6月1日から北千里会堂に移転しました。北千里会堂へは、公共交通機関を利用したり、自家用車の場合は、教会から少し離れた有料駐車場を利用します。
　これまで、南千里に教会があった間、教会の近くに住んでいた私は、車を停めるスペースも教会には十分あって、難なく行ける環境であったことを当たり前のように思い、有難いとも思っていなかったことに気づかされました。南千里の会堂へも、遠方から電車やバスで来られていた方も何人もおられたのに、その人たちの努力を考えることもなかった自分が情けなくなりました。今は、少し頑張る必要はありますが、「神様の家に行くんだ」との思いを新たにしています。
　「当たり前」と言うと、私たちの日々の生活も、決して当たり前ではないのですね。寝起き、食事、排泄、種々の活動など、どれ一つとして当たり前にできているわけではなく、そこには神様の創造のみわざとご配慮があるのです。看護学校に入学した時、准看学校でも正看学校でも、第一時限目は「解剖生理学」でした。その講義を受けながら、秩序正しく働く人体の精密さに、「神様が造られたものは何て素晴らしいんだ！」と感動したことを思い出します。
　神様が創造のみわざを終えて、お造りになったものを見られたとき、『見よ、それは非常に良かった。』と聖書に記されています。このように素晴らしく造られた私たちですから、自分を大切にし、周囲の人々も大切にして生きていきたいと思います。