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2020/10/04
ほっとひと息 『「くびき」と「うなじ」』
聖書には、現代では聞き慣れないことばも出てきます。
タイトルの二つの単語も身近に感じられるのは、失礼ながら熟年以上の方々ではないでしょうか。
「くびき」は、複数の家畜の首にかけて一緒に仕事をさせるための木や鉄で出来た道具ですが、実際に使った人によると、
・2頭の共同作業が1+1=2ではなく4倍もの重荷を引くことが出来るそうです。
・逆に、家畜の体に合わない場合は、家畜の呼吸が妨げられ実力の半分も出せないそうです。
・一方を経験豊富な家畜にすることによって、未熟な方の良い教育や訓練となって能率が上がるというのです。
興味深いこの説明を覚えながら、イエス様のおことばを味わってみましょう。
『 すべて疲れた人、重荷を負っている人はわたしのもとに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。
わたしは心が柔和でへりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。
そうすれば、たましいに安らぎを得ます。
わたしのくびきは負いやすく、私の荷は軽いからです。 』 (聖書)
人の力ではビクともしない重荷をイエス様が共に負って、私たちの苦しみを最小限にし、生きる力を引き出し、深い平安へと導いてくださいます。何より、私たちの罪の重荷を取り去って下さる方です。当時の人々に分かりやすく語られたイエス様のおことばは、コロナ禍のこの時代にも大きな励ましです。
もう一つの「うなじ」は首筋、えりくびの意味ですが、聖書には頑固で強情な民衆を『うなじの固い民』と表現されています。
イエス様とくびきを共にするには、まず「うなじ」を柔らかくすることに秘訣があるようです。
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